ビットコインは今年、記録的な好調を維持している。3月13日には新たな最高値7万3679ドルを付け、それ以降も7万ドル台を維持しており、昨年同時期と比べて140%以上の価格上昇を遂げた。

ビットコイン(BTC)が2024年のピークを迎え、新たな最高値を記録した際、一時的に銀を抜いて時価総額で世界で8番目に価値のある商品となった。

現在の市場状況で、さらに1年間同じ成長率が続けば、ビットコインは2025年4月初めに約17万574ドルに達する可能性がある。それにより、銀はもちろん、アマゾン、アルファベット(グーグル)、サウジアラムコ、エヌビディア、マイクロソフトを抜いて、コインマーケットキャップの時価総額トップ100で第2位に躍り出るだろう。

ビットコインの時価総額は銀に肉薄 現在の成長率が続けばアップルやマイクロソフトも射程に image 0 Source: CompaniesMarketcap.com

この数字はビットコインが成長し続け、他の市場が静止した状態を想像した場合にのみ成り立つわけだが、現在の時価総額はビットコインの将来的な成長可能性を測る尺度になり得るだろう。

銀が現在の時価総額1兆4120億ドルを維持する場合、ビットコインは現在の価格6万9678ドルから7万1732ドルに上昇することで、再びシルバーを抜き、時価総額約1兆4130億ドルでリストの8位を単独で占めることになる。

グーグル

検索の巨人であるグーグルは現在、時価総額1兆8850億ドルで、アマゾンをわずか120億ドル上回っている。ビットコインが両社を抜いてリストの6位に躍り出るには、約9万5642ドルの価格を付け、時価総額1兆8850億ドルを超える必要がある。これにより、現在5位に位置するサウジアラムコの1兆9840億ドルに迫ることになる。

マイクロソフト

リストの4位と3位はエヌビディアとアップルが占めている。ビットコインが第3位に滑り込むためには、時価総額で約2兆6500億ドルに達する必要がある。ビットコインがマイクロソフトの3兆1260億ドルを超え、リストで2位になるためには、BTCは約16万5608ドルが必要だ。

現在の価格が7万ドル近辺であることを考えると、これは高望みに思えるかもしれないが、ビットコインの価格は2023年4月から2024年3月末までの1年間で約144.82%増加していることを覚えておくべきだ。

ビットコインが次の1年間で144.82%増加した場合、現在の価値6万9678ドルから約17万574ドルに達するだろう。この価格ならば、その時価総額は約3兆2240億ドルになり、マイクロソフトを追い抜くには十分だ。

ビットコインが時価総額ランキングで第2位を確保した後、市場全体が静止したままでBTCの価格だけが上昇したと仮定すると、時価総額15兆1500億ドルを達成するためには、BTC価格は約80万476ドルになることが必要だ。これにより、現在の金の時価総額15兆1410億ドルを上回り、ビットコインが時価総額で世界トップの座を占めることになる。