米国のトランプ大統領の公式ミームコイン「オフィシャル・トランプ(TRUMP)」の運営チームは、トークン保有者が トランプ氏との夕食会 に参加するためには少なくとも30万ドル分のトークンを保有する必要があるとの噂を否定した。

4月25日、TRUMPの 公式Xアカウント は、「夕食会に参加するために30万ドルの要件がある」とするSNS上の憶測に対し、明確に否定した。

この噂は、一部のコミュニティメンバーがソラナ・ブロックチェーンのエクスプローラーに 表示された情報 を根拠として拡散したものだ。執筆時点では、TRUMPトークン保有者の220番目のウォレットが3万3114 TRUMP(約40万ドル相当)を保有しており、これが参加条件と誤解された模様だ(夕食会は220人を招待するとされていた)。

しかし、TRUMPチームはこれを否定し、次のように説明している。

「ブロックエクスプローラー上の#220を基準にしている人がいるが、それは間違いだ。そこにはロックされたトークン、取引所、マーケットメーカー、非参加者なども含まれている。正確な情報は リーダーボード を参照すべきだ」とチームは述べている。

トランプ氏のミームコイン夕食会 「30万ドル必要」という噂を運営チームが否定 保有量と保有期間をもとに選定 image 0 トランプコイン保有者のリーダーボード Source: Trump Coin  

夕食会は上位220名を対象に選定

4月23日、TRUMPチームは、夕食会の招待対象候補を示す リーダーボード を公開した。ここにはウォレットアドレスが記載されており、どの保有者が上位に位置しているかが確認できる。

正式な参加者リストはまだ確定していないが、チームによれば、夕食会に招待されるには、本人確認(KYC)およびコンプライアンス審査を含むバックグラウンドチェックを通過する必要がある。

公式サイトによると、招待対象の選定は「時間加重保有量」によって決定される。これは、トークンの保有数と保有期間を掛け合わせて算出され、「長期間保有すればするほどスコアが高くなる」という仕組みになっている。

執筆時点での上位保有者は、約110万TRUMP(評価額約1460万ドル)を保有しているが、時間加重スコアは68万6000ポイント程度。一方、220番目のウォレットは1125TRUMP(約1万5,000ドル相当)を保有し、スコアは136ポイントにとどまっている。

また、現在TRUMPを保有していないアドレスの中にも、過去の保有実績によって招待対象とされているケースが存在することが確認されている。これは、過去に長期間保有していたことがスコアとして加味されているためと見られる。

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