イーサリアムが15%の急反発、ビットコインや市場全体のパフォーマンス上回る
イーサリアム(ETH)は価格が長らく低迷していた状態から脱し、過去最低水準まで落ち込んでいた市場シェアを回復しようとしている。
ETHは24時間のあいだに約15%上昇し、1800ドルを突破した。ビットコインの6%上昇を上回り、仮想通貨市場全体の上昇幅である5%も超えた。
4月9日に1400ドルまで急落して以降、イーサリアムは約30%価格を戻しており、一部のアナリストは「最悪の局面は過ぎた」との見方を示している。
仮想通貨トレーダーのインカム・シャークス氏は、「イーサリアムが強い動きを見せると、仮想通貨市場全体が上がる。たとえ嫌いでも、これが現実だ」と X上でコメントした 。
マーケットアナリストのアッシュ・クリプト氏は、現在のETHのチャートパターンを2024年後半のビットコインの動きと比較し、「ETHはまもなく爆発的な上昇を見せる」と 主張した 。
一方、仮想通貨取引所BTSEの最高執行責任者であるジェフ・メイ氏は、イーサリアムが独自に上昇しているとは考えておらず、「ETHの上昇は主にビットコインと市場全体の動きを追随した結果だ。米証券取引委員会の新委員長にポール・アトキンス氏が就任したことも、市場全体のセンチメント改善に寄与している」とコインテレグラフには話す。
今月初め、ETHは弱気市場の価格帯にまで後退し、米中貿易戦争の懸念による市場全体の下落を背景に、市場シェアも減少していた。
4月22日にはアナリストのレクト・キャピタル氏が、ETHの市場シェア(ドミナンス)が過去最低水準まで下がったが、2019年の安値をサポートとして維持したと 指摘していた 。
トレーディングビュー によれば、ETHのドミナンスは4月22日に2019年9月以来の7%まで低下したが、価格の急騰により重要なサポートラインを反発し、4月23日には7.5%にまで回復している。
上昇を支えるファンダメンタル要因
10xリサーチのマーカス・ティーレン氏はコインテレグラフに対し、「市場に大量のショートポジションが溜まったことを受け、ショートスクイーズが起きた」と指摘する。
さらにテクニカル的には、イーサリアムは日足・週足の両方で売られすぎ水準にあり、反発の余地があったという。
「近日中にメインネットでアップグレードが予定されており、この点もファンダメンタル的に支えになっている」とも語った。
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