9万ドルを回復できるか 仮想通貨チャート分析:ビットコイン・イーサ・XRP(リップル)・ソラナ
ビットコイン価格分析
ビットコインは4月12日にレジスタンスラインを上抜けし、4月13日にはそのブレイクアウト水準でのリテストを強気派がしっかりと支えた。
BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
20日移動平均線(EMA、82,979ドル)は横ばいとなっており、相対力指数(RSI)は中立圏付近にあることから、売り圧力が弱まっていることが示唆される。BTC/USDTは89,000ドルまで上昇する可能性があり、ここは強いレジスタンスとして機能する見込みだ。価格が89,000ドル付近から急落し、20日EMAを下抜けるようであれば、レンジ相場入りの兆候となる。そうなれば、同ペアは89,000ドルと73,777ドルの間で数日間推移する可能性がある。
売り手が積極的な買い方を罠にかけて主導権を維持したいのであれば、価格を速やかに20日EMA未満に押し戻す必要がある。その場合、同ペアは78,500ドルまで下落し、さらに重要なサポートである73,777ドルを試す展開が想定される。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)は4月14日のローソク足の長い上ヒゲが示すように、20日EMA(1,722ドル)で売り圧力に直面している。
ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
価格が1,546ドルを下回れば、ETH/USDTは1,368ドルのサポートを再度試す可能性がある。この水準は強気派にとって極めて重要であり、ここを割り込むと次の下落局面が始まり、1,150ドルまでの下落が見込まれる。
逆に、買い手が価格を20日EMAの上に押し上げれば、弱気派の勢いが弱まっているサインとなる。50日単純移動平均線(SMA、1,955ドル)にはレジスタンスがあるが、突破される可能性が高い。その場合、同ペアは2,111ドルの強いレジスタンスまで上昇することが考えられる。
XRP価格分析
XRPは4月13日に50日SMA(2.24ドル)から反落し、高値圏では売り手が活発であることを示した。
XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
20日EMA(2.10ドル)は横ばいで、RSIも中立圏付近にあり、需給のバランスが取れている状態だ。価格が2ドルを下抜けると、優位性は弱気派に傾き、XRP/USDTは1.72ドル、さらには1.61ドルまで下落する可能性がある。
一方、買い手が50日SMAを上抜けてその水準を維持できれば、主導権を取り戻す可能性がある。その場合、同ペアはレジスタンスラインまで上昇することが見込まれる。このレジスタンスラインは売り手が強く防衛する水準となるが、これを突破すれば、トレンド転換の可能性が出てくる。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)では、売り手が50日SMA(130ドル)を守ろうとしている一方で、買い手は圧力を維持している。
SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
価格が50日SMAを上回って引ければ、SOL/USDTは147〜153ドルのレジスタンスゾーンまで上昇する可能性がある。このゾーンでは売り手が強く抵抗するとみられるが、買い手が突破すれば、180ドルまでの急騰が視野に入る。
下値の最初のサポートは20日EMA(123ドル)である。ここで反発すれば、上昇モメンタムは維持される。一方、これを下抜けた場合は、110ドル、さらには95ドルまでの下落もあり得る。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
モルガン・アセット・マネジメント:連邦準備制度理事会は早ければ7月末にも金利を引き下げると予想されている
WCTは一時0.65ドルを突破した。
オクラホマ州上院委員会、ビットコイン準備金提案を否決
パウエル氏は今夜、シカゴ経済クラブのイベントで講演する予定だ。
暗号資産価格
もっと見る








