8万5000ドル割れ後の展開は? 仮想通貨チャート分析:ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ
ビットコイン価格分析
ビットコイン(BTC)は2月25日、9万ドルのサポートを割り込み、弱気のダブルトップパターンを完成させた。このパターンのターゲットは7万412ドルとなる。
BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
しかし、強気派も簡単には引き下がらないだろう。相対力指数(RSI)の水準が売られすぎを示しており、短期的な反発の可能性がある。ただし、上昇しても9万ドルでは強い売り圧力が予想される。BTC価格が再び反落するようであれば、弱気派がこのレベルで強硬に抵抗していることを示し、7万3777ドルへの下落リスクが高まる。
強気派に残された時間は限られている。反転を狙うのであれば、迅速にBTC/USDTペアを9万ドル以上に戻す必要がある。20日間指数平滑移動平均線(EMA、9万5194ドル)が再び抵抗となる可能性があるが、ここを突破すれば調整が終了した可能性を示唆するだろう。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)は2月24日、2850ドルの抵抗線から急落し、弱気派がこの水準で抵抗していることを示唆している。
ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
ETH価格が2520ドルのサポートを割り込んだことで売りが加速し、ETH/USDTペアは次の強力なサポートである2300ドルへと向かった。現在、強気派が反発を試みているが、2520ドルおよび20日間EMA(2700ドル)付近で売り圧力がかかることが予想される。
強気派がETH価格を50日間単純移動平均線(SMA、2974ドル)以上で維持できれば、強気派が優勢となる。一方でETH価格が2300ドルを下回ると、2111ドルの重要なサポートへの下落が現実味を帯びるだろう。
XRP価格分析
XRPは2月24日に対称トライアングルのサポートラインを下抜けし、弱気派が強気派を圧倒していることを示した。
XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
2月25日には強気派が価格をトライアングル内に押し戻そうとしたが、弱気派がこれを阻止している。価格がサポートラインから再び下落する場合、弱気派がこの水準を抵抗線に変えたことを意味し、XRP/USDTペアは1.80ドルまで下落する恐れがある。
一方、強気派がXRP価格を再びトライアングル内に戻すことができれば、ペアは20日間EMA(2.54ドル)まで回復する可能性がある。この水準を超えた場合、サポートラインの下抜けから脱却し、市場が再び回復基調に入るだろう。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)は強い下落トレンドにあるが、2月25日のローソク足の長い下ヒゲが示すように、強気派は133ドルで下落を食い止めようとしている。
SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
RSIが売られすぎの水準にあることから、短期的な反発の可能性が高い。SOL/USDTペアは38.2%フィボナッチリトレースメントレベルの150ドル、さらに50%リトレースメントレベルの156ドルまで上昇する可能性がある。ただし、この水準で再び反落すると、133ドルを下回るリスクが高まるだろう。
逆に、156ドルを超えて引ける場合、売り圧力が弱まっていることを示す。強気派はその後、ペアを20日間EMA(175ドル)まで押し上げようとするだろう。
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