やっぱり折れたカナダとメキシコ リスクオフ巻き戻しでBTC急反発【仮想通貨相場】
3日のビットコイン(BTC)円は1523万1040円から取引が始まった。週末にカナダとメキシコがトランプ関税に対して報復する意向を示したことで、BTCはこの日の取引開始から売り優勢で1440万円まで急落。売り一巡後にはやや水準と戻し、欧州時間には1500万円にタッチする場面もあった。一方、米国時間には、メキシコが米国との国境警備強化を条件に関税適用を1カ月延期で合意したと伝わり、リスクオフの巻き戻しでBTCは1540万円周辺まで急反発。その後、カナダも米国との国境警備強化と薬物対策責任者任命を条件に関税適用を30日間延期で合意し、BTCは1580万円まで更に上昇した。終値は10万ドル水準となる1553万円を上回り、1578万8750円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
続きはこちら
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
出典:ミームコインの発行元であるENRONは、元のエンロン社とは何の関係もなく、発行以来75%も下落している。
生成AIと大規模言語モデルが新しい言語を生み出す理由と方法
米国CFTCの暫定委員長:執行部門は詐欺対策に再び重点を置くために再編された
米上院議員、ステーブルコインを規制するGENIUS法案を提案