CBOE BZX、SECの承認を得るために、企業に代わってスポットソラナETFを再度申請

CBOE BZXが4社のスポットソラナETFを再度申請

米国証券取引所Cboe BZX Exchangeは、スポットソラナ（Solana）ETF（上場投資信託）の立ち上げを目指す4社の申請を再提出した。

SEC （米国証券取引委員会）の19b-4プロセスに基づいて提出された申請には、VanEck Solana Trust（ヴァンエック・ソラナ・トラスト）、Canary Solana Trust（カナリア・ソラナ・トラスト）、Bitwise Solana ETF（ビットワイズ・ソラナETF）、21Shares Core Solana ETF（21シェアーズ・コア・ソラナETF）の提案が含まれている。新しい申請は、これらのソラナETFの以前の申請が2024年に拒否された後、規制プロセスを再開することを目的としている。

Cboe BZX Exchange Inc.が複数のSolana上場投資信託（ETF）の立ち上げに向けて前進していることは、仮想通貨愛好家にとって刺激的な展開であり、さまざまなソラナETFの申請は、市場環境の変化に伴い仮想通貨投資手段への関心が再燃していることを示している。

ソラナETTFは2024年に申請された後取り下げられている

申請に関与した発行者の1人によると、申請は2024年に提出され、SECの要請により取り下げられている。

SECが最初の申請を承認し、連邦官報に掲載された後、規制当局の承認に向けたより厳格なタイムラインが開始される。これは、ソラナETFが米国で認可されるかどうかを検討する次の段階として行われるものだ。ただし、ソラナETFは他の申請もされているため、仮想通貨ETF分野における唯一のイノベーションではない。Tuttle Capital Management（タトル・キャピタル・マネジメント）は、ソラナに関するものを含むレバレッジ仮想通貨 ETF の申請をSECに10件提出。この動きは、Cboe BZX Exchangeがビットコインおよびイーサリアム（Ethereum/ETH）ETFを上場する提案についてSECに19b-4申請を提出した後に行われた。

カナダにおけるソラナETFの進捗（しんちょく）状況

米国ではまだ審査中だが、カナダはすでにソラナ ETFの採用でいくつかのマイルストーンを達成している。

ビットコイン（Bitcoin/BTC）とイーサリアム（Ethereum/ETH）のETFを世界市場で初めて導入したPurpose Investments（パーパス・インベストメンツ）は、パーパス・ソラナETF（Purpose Solana ETF）の初期ドラフトを提出。パーパス・ソラナETFはソラナに焦点を当て、投資家がブロックチェーンに直接アクセスできるようにする。同社のソム・セイフ（Som Seif）CEO（最高経営責任者）は次のように述べている。

私たちはこれらのイノベーションを投資家に提供することに焦点を当てています。

同社は、分散型金融の需要が高まっていることから、計画しており、カナダでのこの展開は、Solana ETFがまだ審査中である米国の規制環境とは対照的である。

Cboe BZX Exchange Inc. によるソラナETFの申請は、仮想通貨投資手段の進化における大きな前進を示しており、規制上の分類と承認に関して多くのハードルが残っているものの、業界関係者の間では慎重ながらも楽観的な見方が広がっている。