ある仮想通貨トレーダーは、ビットコイン(BTC)は現在のサイクルで予測される15万ドルの価格目標を軽々と超える可能性が高いとし、「これは極端に低い予測だ」と評している。このトレーダーによれば、今後数年間で、さらに多くの国、ファンド、企業がビットコインを採用する可能性を考えると、15万ドルという設定は現実的ではないとのことだ。

「15万ドルで止まる理由は全くない。その価格に到達すれば、25万ドルから40万ドルに向かう理由がさらに増えるだけだ」と、仮想通貨トレーダーのアレックス・ベッカー氏は 1月16日のX投稿 で述べている。

BTCの15万ドル目標は「極端に低い」

ビットコインが15万ドルに達した場合、現在の価格10万1690ドルから48%の上昇、そして史上最高値10万8249ドルから38%の上昇を意味する。

ビットコイン 15万ドルは「極端に低い予測だ」 機関投資家や政府が投資なら25~40万ドルも視野=仮想通貨トレーダー image 0

Bitcoin is trading at $101,690 at the time of publication. Source: CoinMarketCap

ベッカー氏は、15万ドルのビットコイン価格は、BTCの時価総額が金の約6分の1に等しいことを示しており、「これは極端に低い」と言う。さらに「世界最大の国家、ファンド、企業が価値の保存手段としてそれを利用する可能性を考慮すれば、なおさらだ」と付け加えた。

記事執筆時点で、ビットコインの時価総額は1.97兆ドルであり、金の時価総額は18.44兆ドルとなっている。

ベッカー氏と同様の意見として、仮想通貨アナリストのウィル・クレメンテ氏は 1月16日のX投稿 で、政府がビットコインを戦略的準備資産として採用し始めれば、ビットコインが100万ドルに達するのは時間の問題だと述べている。

「ある国がBTCを戦略的準備資産として採用すれば、その国にとってその資産を定期的に購入することが国益となる。そしてこれは、同時に購買力を保持したいと考える地球上のすべての国に適用され、ゲーム理論的な形で進行する。」

12月29日、仮想通貨マイニング企業ブロックウェア・ソリューションズは、ドナルド・トランプ氏がビットコインの戦略的準備を実行しない場合でも、ビットコインの最低目標価格は15万ドルと 予想している 。同社は基準価格を22万5000ドルとし、最高で40万ドルに達する可能性があるとしている。

一方、資産運用会社ヴァンエックは、ビットコインが2025年末までに18万ドルに達すると予測しており、ビットフィネックスのアナリストは2025年半ばまでに20万ドルに達する可能性があると見ている。

ベッカー氏は、15万ドルという目標は、ビットコインが機関投資家にそれほど認識されていなかった時代には合理的であったが、現在の環境では「全くもって理にかなわない」と述べている。

トランプ氏の就任が間近に迫る

1月20日のドナルド・トランプ氏の米大統領就任が近づく中、仮想通貨市場参加者の期待が高まっている。多くの人が、トランプ氏が初日から仮想通貨に関する政策を打ち出すと予想している。

ワシントン・ポスト によると、トランプ氏はデジタル資産を負債として計上するという銀行会計方針の撤回を大統領令で出すことを検討している。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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