ドバイ、ブロックチェーン企業向けに17階建てのクリプトタワーを建設

ドバイでブロックチェーン企業向けに17階建てのクリプトタワーを建設

DMCC （The Dubai Multi Commodities Centre：ドバイ・マルチ・コモディティ・センター）と REITデベロップメント （REIT Development）は、 ジュメイラ・レイクス・タワー （Jumeirah Lakes Towers）に17階建てのクリプトタワーを建設する計画を 発表 した。

DMCC announces the launch of Crypto Tower, a new 17-storey development in #JLT , in partnership with REIT Development. Designed to support #DMCC ’s fast-growing community of #blockchain , #DeFi , and #Web3 companies, the tower features 150,000 sq. ft. of leasable space including… pic.twitter.com/esf3Z65kky

— DMCC (@DMCCAuthority) January 15, 2025

このタワーは、ブロックチェーン、DeFi(分散型金融)、AI（人工知能）のイノベーションを促進するため、ブロックチェーンを活用したテナントサービスを導入する。15万平方フィートの賃貸可能スペースを備えたこの建物は、ドバイで成長を続けるブロックチェーン、DeFi、Web3企業のコミュニティに対応することを目指している。

DMCCのリリースによると、クリプトタワーの建設は2027年第1四半期までに完了する予定で、このタワーは、クリプトスタートアップと既存企業向けのオフィスフロア9つ、ブロックチェーンインキュベーターとベンチャーキャピタル企業向けのフロア3つ、 Chatoshi.ai を活用したAIイノベーション専用フロアで構成されるという。

タワーのテナントがブロックチェーン技術を使用

クリプトタワーは、ブロックチェーン技術を使用したテナントの交流をサポートするために、高度なインフラストラクチャーを統合していく。

これらのサービスには、オンチェーン投票、スマートコントラクト、透明性と運用効率を高める自動化プロセスが含まれる他、10,000平方フィートの屋内イベントスペース、3フロアの専用クリプトクラブ、NFTアートギャラリー、金地金ショップ、安全な金庫室などのプレミアムアメニティが含まれている。DMCCのアハメド・ビン・スレイム（Ahmed Bin Sulayem）CEO（最高経営責任者）は、ドバイのイノベーションビジョンを強調したうえで、次のように述べている。

クリプトタワーは、Web3の未来を現実世界で実証するものであり、ドバイを主要なイノベーションハブとしての地位を固めるという当社の意図の表明でもあります。

このタワーはDMCCの既存の暗号センターを補完し、イノベーションを促進するための先進的なスペースを提供することが期待されており、開発者は、最先端の設備と最先端のテクノロジーをタワーに装備し、高度なAIソリューションと統合する。コアアメニティに加えて、ハブにはエキゾチックカーショップやNFTギャラリーなどの注目すべき施設が設けられる予定だ。また、REITのコミュニケーションディレクターであるブレンダ・ストラットン（Brenda Stratton）氏も、クリプトタワーの進行中の開発について次のような声明を発表している。

ドバイのDMCCでブロックチェーン技術と実際の建設を組み合わせることで、仮想通貨コミュニティの第一の拠点となる物理的なタワーを建設しています。

ドバイがUAEアラブ首長国連邦でのブロックチェーン導入をリードし続けていることは注目に値し、多くの都市とは異なり、ドバイは仮想通貨セクターに優しい規制を設け、現在米国で数年にわたる訴訟に巻き込まれている企業を惹きつけている。