クリプトパンクスの非代替性トークン(NFT)のフロア価格が、所有者であるユガラボがクリプトパンクスの知的財産権(IP)を「売却する過程にある」との噂を受けて、3時間で13%上昇した。

この噂は、NFT企業アズキのリサーチャーであるウェール・モカ氏が1月14日に Xに投稿した もので、「関係者に近い複数の情報源」からの話として共有している。買い手が誰であるかは明かされていないが、ウェール氏はWeb2ブランドでも既存のNFT企業であるプジーペンギンズ、アズキ、ドゥードルズでもないと述べている。

コインテレグラフはユガラボに連絡を取ったが、返答は得られなかった。

NFTフロアプライスのデータによると、ウェール氏のX投稿後3時間でクリプトパンクスのフロア価格は36.6ETHから41ETH(13万ドル以上)に上昇した。

クリプトバンクスでIP売却の噂 NFTのフロア価格が13%上昇 image 0

過去1ヶ月間のクリプトパンクスのNFTフロア価格. Source: NFT Price Floor

ユガのクリプトパンクスは市場で最も価値のあるNFTであり、クリプトパンクスの知的財産権の売却はNFT業界に大きな変化をもたらすことになるだろう。

クリプトパンクスのNFTの時価総額は41万4700ETH(13億ドル)で、2位のプジーペンギンズの21万3080ETHのほぼ2倍に達する。

クリプトバンクスでIP売却の噂 NFTのフロア価格が13%上昇 image 1

CryptoPunks listed on NFT marketplace OpenSea. Source: OpenSea

ユガは2022年3月に、NFT企業ラルバラボからクリプトパンクスNFTの知的財産権を非公開の金額で 購入した 。当時のクリプトパンクスのNFTフロア価格は約65ETHで、現在のフロア価格から約37%の下落を見せている。しかし、 コインゲッコのデータ によると、ETHはその後24%以上上昇し、当時の取引価格は約2590ドルであった。

ユガはまた、NFT市場で3番目に価値のあるコレクティブルであるボアード・エイプ・ヨットクラブの所有者でもある。

ユガの共同創設者であるグレッグ・ソラノ氏は、昨年2月にダニエル・アレグレ氏の後任としてCEOに復帰した。彼は2か月後、会社が「クリエイティブファーストの精神」に戻る必要があるとして、一連のレイオフを行うという「厳しい」決断を 下した 。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) がBTCプレゼントキャンペーンを開催!5000円分のBTC&Nintendo Switchや、500USDT相当のBTC/USDT先物ポジションをプレゼント!【1月最新】