ブロックトレンズのアナリストによれば、ビットコイン(BTC)の大口保有者(クジラ)が、過去最高値後の調整を受け、ビットコインを再び大量に購入している。

現在3万2000BTC(約32億ドル)が機関投資家によって「買い集められており、ビットコインの現在の回復に買い圧力を与えている」と、ブロックトレンズのリサーチ責任者カウエ・オリベイラ氏が1月8日の クリプトクアントの投稿 で語った。

オリベイラ氏は、1000BTC~1万BTCを保有するウォレットが12月21日以降の1週間で7万9000BTCを売却した後に買いが入ったと説明した。この売却は、12月17日に米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを受けて価格が10万8000ドルを超えた直後に行われ、「15%の調整を生んだ」。

オリベイラ氏は「大口プレイヤーが保ち合いを利用した」とし、ビットコインの価格が9万5000ドル以下の時に、大量の取引を複数の小口注文に分けて始めたと語った。

ビットコインのクジラ 価格調整時に3万4000BTC買い集める=アナリスト image 0

ビットコインの7日間残高変動は、12月下旬にプラスに転じた Source: CryptoQuant

執筆時点でビットコインは約9万4900ドルで取引されており、米国のマクロ経済データが1月末のさらなる利下げへの期待を 打ち砕いたため 、1日で約2.3%下落している。ビットフィネックスのアナリストは1月6日の市場ノートで、ビットコイン市場の売り側流動性が「急速に縮小している」とし、価格への下落圧力の最悪期はおそらく過ぎたと 指摘している 。

アナリストたちは、米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏による仮想通貨に好意的な政策と、国家によるビットコインの採用が期待される中、今年ビットコインが記録的なラリーを迎える可能性があると予測している。

フィデリティ・デジタル・アセットのリサーチアナリスト、マット・ホーガン氏は 1月7日のレポート で、「より多くの国家、中央銀行、政府系ファンド、政府の財務省がビットコインに戦略的なポジションを確立しようとするだろう」と予測している。

ブロックウェアのアナリスト は、米国のビットコイン準備金導入がBTC価格を少なくとも15万ドル以上に押し上げる可能性があるとし、最良のシナリオでは仮想通貨が40万ドルを超えるとみている。

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