DefiLlamaの データによると 、ソラナネットワークは、24時間の分散型取引所（DEX）取引量でイーサリアムとBase（イーサリアムの人気レイヤー2スケーリングネットワーク）の合計を上回った。

1月6日時点で、ソラナベースのDEX全体の取引量は約38億ドルに達し、イーサリアムの17億ドル、Baseの12億ドルを大きく超えた。

この取引量の増加は、ソラナネットワークが分散型金融（DeFi）分野で台頭していることを示しており、イーサリアムに対する強力な競争相手として浮上している。

TradingViewのデータによると、価格面ではソラナ（SOL）は2023年以降、イーサ（ETH）を約8倍上回るパフォーマンスを示している。

また、ソラナのTVLもイーサリアムを凌駕している。DefiLlamaによれば、2024年のソラナのTVLは約14億ドルから95億ドル以上に約5倍増加した。

グレイスケール・リサーチは12月に次のように述べている。

「小規模トレーダーはソラナを通じて暗号資産市場に参入する傾向が高まっており、ソラナベースのミームコインやAIエージェントトークンへの投機が活発化している。」

ソラナ、24時間DEX取引量でイーサリアムとベースの合計を上回る image 0

Source: DefiLlama

ソラナDEX取引量の急増

2024年には、ソラナの主要DEXであるRaydiumの24時間取引量が、1月の約1億8,000万ドルから12月31日の30億ドル以上へと10倍以上に増加した（DefiLlamaデータ）。

11月には、レイディウムがイーサリアムの主要DEXであるユニスワップを月間取引量で約30%上回り、取引量は300億ドル近くに達した。しかし、12月にはユニスワップが920億ドルの取引量を記録し、Raydiumの610億ドルを再び上回った。

メサーリ・リサーチのレポートによると、レイディウムの成功はソラナエコシステム内での支配力に大きく依存しており、同DEXはレイヤー1ブロックチェーンネットワーク上でのDEX取引量の60%以上を一貫して占めている。

特に「ミームコイン取引がレイディウムの取引量の大きな原動力となっており、11月にはミームコインが月間取引量の65%を占め、過去最高を記録した」とのことだ。

ソラナ、24時間DEX取引量でイーサリアムとベースの合計を上回る image 1

Source: DefiLlama

ベンチャーキャピタルの資金調達や政治的投機によって支えられ、ミームコインは現在、約1,300億ドルの時価総額を持つ。

2024年11月には、ソラナの主要ミームコインプラットフォームであるPump.funが、ユニスワップやUSDコイン（USDC）発行元のサークルなどの大手プロトコルに次いで、収益ランキングで8位にランクインした。

DefiLlamaのデータによると、Pump.funは過去30日間で約2億5,000万ドルの取引量を記録した。

Pump.funで発行されたミームコインは、十分な流動性を確保した後にレイディウムで取引されることが一般的だ。

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