利益確定で下落か　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格分析

ビットコイン（BTC）の強気派は、12月16日および17日に上昇チャネルパターンのレジスタンスラインを上抜けたが、高値を維持することはできなかった。

BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

移動平均線が上昇していることから買い手に有利な状況が示唆されるが、相対力指数（RSI）の弱気のダイバージェンスは、上昇トレンドの勢いが失われつつあることを示している。これにより、短期的には価格の調整が発生する可能性が高い。

注目すべき重要なサポートは20日間指数平滑移動平均線（20日EMA：99,974ドル）だ。価格が20日EMAから勢いを持って反発すれば、レジスタンスラインを上抜ける可能性が高まる。その場合、BTC/USDTペアは113,331ドルまで上昇し、その後125,000ドルに達する可能性がある。

この強気の見方は、価格が反転してサポートラインを下抜けた場合、無効となる。その場合、価格は50日単純移動平均線（50日SMA：90,839ドル）まで下落する可能性がある。

イーサ価格分析

イーサリアム（ETH）は、12月16日に上値抵抗線である4,094ドルから再び下落した。これは、弱気派がこの水準を積極的に防衛していることを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

ETH/USDTペアは20日EMA（3,775ドル）まで押し戻されたが、ここが重要なレベルである。価格が20日EMAから力強く反発すれば、4,094ドルを上抜ける可能性が高まる。その場合、ペアは4,500ドルまで上昇する可能性がある。

一方で、20日EMAを下回って引けた場合、強気派が支配力を失いつつあることを示唆する。ペアは下落し、下降トレンドラインまで下がる可能性があり、ここで強気の買いが入ることが予想される。

XRP価格分析

XRPは12月17日に短期的なレジスタンスである2.65ドルを上抜けたが、強気派は高値を維持することができなかった。

XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

買い手が現在の水準から大きく後退しなければ、XRP/USDTペアは再び2.65ドルを上抜け、2.91ドルの重要な上値抵抗に挑む可能性がある。2.91ドルを突破して引けた場合、3.50ドルへの上昇が見込まれる。

一方、弱気派が巻き返すには、価格を迅速に20日EMA（2.25ドル）を下回らせる必要がある。それが実現すれば、ペアは61.8%フィボナッチリトレースメントレベルである1.90ドルまで急落するだろう。

ソラナ価格分析

ソラナ（SOL）は12月16日に50日SMA（218ドル）を下回ったが、12月17日には210ドルのサポートが強気派によって守られた。

SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

しかし、強気派は20日EMA（225ドル）の上に価格を維持することができず、SOL/USDTペアは再び210ドルまで押し戻された。サポートレベルを繰り返しテストすることは、サポートが弱まる傾向がある。210ドルのサポートが崩れれば、ペアは下降チャネルパターンのサポートラインまで下落する可能性がある。

この弱気の見方は、価格が210ドルから反発し、チャネルのレジスタンスラインを上抜けた場合、無効となる。その場合、ペアは248ドルまでの上昇を試みる可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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