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リップル社の新ステーブルコイン「RLUSD」、17日にローンチ

リップル社の新ステーブルコイン「RLUSD」、17日にローンチ

CryptoNewsCryptoNews2024/12/18 21:11
著者:CryptoNews

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最終更新日:
12月 17, 2024 23:32 JST

リップル社は17日、米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」の一般提供を 開始する 。

5日にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からの最終承認待ちを理由に発行延期を発表していたが、10日には最終承認を受理。各取引所での利用が開始される。

段階的な取引所上場と世界展開戦略

The wait is over: RLUSD launches globally tomorrow! https://t.co/mYcyyX6Vre

— Ripple (@Ripple) December 16, 2024

RLUSDは米ドル預金、米国債、現金等価物による裏付けを特徴とし、 リップル(XRP) が抱える価格変動や法的リスクを回避する、安定した決済手段として期待されている。

テザー社のテザー(USDT)、サークル社のUSDコイン(USDC)などが中心となっているステーブルコイン市場への、大手金融テクノロジー企業による本格参入としても注目を集めている。

RLUSDの取引所での展開は、段階的に進められる。初期段階ではUphold、MoonPay、CoinMENAなどの取引所で利用可能となり、その後も徐々に拡大予定だ。

An enterprise-grade stablecoin for everyone.
Ripple USD ($RLUSD) drops tomorrow on @UpholdInc , @MoonPay , @CoinMENA , @ArchaxEx and @Bitso , with @bullish , @mercadobitcoin , @ZeroHashX , @indepreserve , and @Bitstamp soon to follow. https://t.co/k3DrWO4PXA

— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) December 16, 2024

リップル社のステーブルコイン部門を率いるジャック・マクドナルド上級副社長は、同社が買収した「Standard Custody Trust Company」のライセンスを活用し、規制準拠を重視した展開を進める考えを示している。

金融の専門家を迎え、強力な諮問委員会を組成

リップル社は、ステーブルコイン諮問委員会の新メンバーとして、2名の金融専門家の参画を発表した。元インド準備銀行総裁のラグラム・ラジャン氏と元ボストン連邦準備銀行第一副総裁兼COOのケネス・モンゴメリー氏が加わり、既存の委員会を強化する。

リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは「リップル社が、世界最高の規制基準とみなされているNYDFSのもとで、ステーブルコインを立ち上げるという意図的な選択をした」と述べ、規制準拠への強いコミットメントを示している。

さらに「米国が明確な規制整備に向けて動き出す中、RLUSDが真の実用性を提供し、ステーブルコインの普及が拡大することを期待している」と付け加えた。

初期の価格変動リスクと市場への警告

一方で、RLUSDの発行開始に際し、同社のデビッド・シュワルツCTOは警告を発している。発行初期において需要と供給のバランスが崩れ、価格の大幅な変動が生じる可能性があるという。一部のトレーダーが1トークンあたり1200ドルという異常な高値を付ける可能性も指摘されている。

シュワルツ氏は「市場が安定するまでのごく初期に供給不足に陥る可能性がある」と警告し、「取り残される恐怖(FOMO)からステーブルコインに投機しないでほしい。これは一攫千金のチャンスではない」と強調している。

RLUSDの登場は、伝統的金融機関のデジタル資産市場への参入が加速する中で、規制準拠と実用性を重視した新たなステーブルコインの選択肢を提供するものとして、市場関係者から注目を集めている。

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免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

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