ビットコインの6万5000ドル突破、第4四半期に強気相場をもたらす＝仮想通貨アナリスト

仮想通貨アナリストによると、ビットコイン（BTC）が6万5000ドルを超える価格水準に回復したことにより、第4四半期の強気相場の可能性が高まっている。

「第4四半期の上昇の可能性は非常に高く、利益は前倒しされるだろう」と、10xリサーチのリサーチ責任者であるマーカス・ティーレン氏は9月27日の報告書でのべた。

アルトコインのFOMOも

「ビットコインが6万5000ドルを超えたことで、アルトコイン市場にFOMO（取り残されることへの恐怖）が戻ってきた」とティーレン氏は述べ、「大きな急騰が近づいており、仮想通貨市場全体でさらにFOMOが広がる可能性がある」と付け加えた。

記事執筆時点で、ビットコインは6万5424ドルで 取引されている 。ビットコインは過去7日間で3.04%上昇している。

 Source: CoinMarketCap

カプリオール・インベストメンツのアルトコイン投機指数は23%に上昇し、過去30日間で13%の上昇を示している。この指数は、90日間でビットコインを上回るパフォーマンスを示したアルトコインの割合を追跡しており、この数値が高いほど市場での投機が高まっていることを示す。

セイ（SEI）は9月20日以降、過去7日間で37.79%上昇し、上位100の仮想通貨の中で最大の利益を上げた。次いでワームホール（W）が32.83%上昇、シバイヌ（SHIB）が32.08%上昇している。

ティーレン氏によると、シバイヌは今週、韓国の個人投資家の間で人気の投資先となっている。「過去24時間で、シバイヌは韓国での取引量のトップに返り咲き、第4四半期での上昇に向けた準備を整えている」と語った。

アルトコイン市場の上昇の中で、ビットコインのドミナンス（市場支配率）は9月20日以降、約1.57%減少し57.51%となっている。

この指標は、トレーダーがビットコインからアルトコインへの資本シフトを評価するために使用されることが多い。

一方、仮想通貨の恐怖強欲指数は9月26日以降、11ポイント上昇し、「強欲」のスコアである61に達した。

Bitcoin’s dominance is down 1.57% over the past seven days. Source: TradingView

追加利下げはアルトコインへの関心をさらに高める

ティーレン氏は、米連邦準備制度理事会（FRB）が「利下げに前向きである限り」、高ベータのアルトコインはさらに勢いを増す可能性が高いと指摘した。

FRBは9月18日に金利を50ベーシスポイント引き下げており、リスク資産に対する強気の指標となっている。金利の低下は、債券や定期預金などの伝統的な投資の魅力が薄れ、投資家をリスク資産へと向かわせる。

複数の仮想通貨アナリストがソーシャルメディアで、これはアルトコインの強気相場の始まりに過ぎないと示唆し、さらなる利益を予測している。

「アルトコインは目覚めつつあるが、今後6か月間に見ることになるものに比べれば大したことはないだろう」と、MNトレーディングの創設者であるマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は9月27日の Xポスト でのべた。「それは素晴らしいものになるだろう」とヴァン・デ・ポッペは付け加えた。

一方、ジョー・マッキャン氏は「バイナンス上の全アルトコインの90%が50日間移動平均を上回っている」と 指摘 。「アルトコインは過去数か月間の下落トレンドから抜け出そうとしている」と仮想通貨アナリストのマイルズ・ドイチャー氏は付け加えた。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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