USDC発行の米サークル、リアルタイム自動コンプライアンスチェック機能公開
Circleがコンプライアンスエンジン公開
米ドルステーブルコイン「USDC」等を発行するサークル(Circle)が、新機能「コンプライアンスエンジン(Compliance Engine)」の公開を9月25日発表した。
この「コンプライアンスエンジン」は、暗号資産(仮想通貨)資産及びブロックチェーン関連の事業ごとにリアルタイムで自動コンプライアンスチェックができる機能だという。
同機能では、トランザクションアラートのポリシー設定や、リアルタイムでの自動リスク管理の強制実施、ブロックリストの作成など様々な機能が1つのプラットフォーム上で提供されるとのこと。これよりビジネスケースごとの複雑な規制対応を簡素化し、進化する暗号資産規制にも対応できるという。
なお「コンプライアンスエンジン」は、サークル提供の開発者向けマルチチェーンスマートウォレットサービス「プログラマブルウォレット(Programmable Wallets)」に統合されているとのこと。そのため「コンプライアンスエンジン」はサードパーティのソリューションを追加で統合する必要がないという。
ちなみに「プログラマブルウォレット」は、開発者が構築したアプリケーションに暗号資産ウォレットを組み込める「Wallet-as-a-Service」だ。これによりアプリユーザーに対し、暗号資産やNFTなどのデジタル資産へのアクセスを簡単に提供可能になるとのこと。
暗号資産とブロックチェーンの進化に伴い、規制遵守はこれまで以上に重要な課題であるとのこと。サークルは、欧州のMiCA(Markets in Crypto-Assets)規制枠組みに準拠した最初のステーブルコイン発行者として、USDCとEURCを提供しているが、これを可能にしているのはサークルが規制遵守を最優先にしているからとのことだ。
参考: サークル
画像:iStocks/scyther5・Peshkova
関連ニュース
- USDC発行の米サークル、「プログラマブルウォレット」をソラナ対応開始
- サークルの米ドルステーブルコイン「USDC」、ブラジルとメキシコの法定通貨から直接利用可能に
- サークル「USDC」、Suiにネイティブ対応へ
- 米サークル、IPO計画に先立ち本社をNY市に移転
- ソニーとスターテイルの「Soneium」でブリッジ版「USDC」利用可能に、米サークルと提携で
関連するキーワード
USDC発行の米サークル、リアルタイム自動コンプライアンスチェック機能公開
この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
合わせて読みたい記事
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
Zhu Su: ETH を 3090 ドル、SOL を 211 ドルで受け取りました
トランプ氏、マスク氏の効率化チームが業務報告書を発表すると発言
関係者:ステーブルコイン決済会社BVNKが新たな資金調達ラウンドで5,000万ドルを調達する交渉を行っている
マスク氏は米国政府効率化局の人材を募集中:無給、高いIQ、週80時間労働