ビットコインATMに関連する詐欺 2020年以降で10倍に増加:米FTCが警告
米連邦取引委員会(FTC)が、2020年以降、ビットコインATMに関連する詐欺が10倍に増加したと報告した。FTCによれば、詐欺師が仮想通貨取引の匿名性と迅速性を悪用しているという。
これらの詐欺では、悪意のある人物が被害者を騙してビットコイン(BTC)ATMを通じて資金を送金させる手口が多い。
FTCのデータ によると、2023年のビットコインATM詐欺による損失は1億1000万ドルを超え、特に60歳以上の消費者が被害に遭う確率は3倍高くなるという。
ビットコインATM詐欺
FTCは消費者に対し、正式な機関や企業がビットコインや他の仮想通貨での支払いを要求することはないと 警告している 。「ビットコインやATMはあなたの資金を保護しない。どんなに信頼できるように見える相手でも、政府のビットコインアカウントやデジタルウォレットは存在しない」。
コインテレグラフのインタビューに応じたビットコインデポの広報担当者は、FTCの警告に対し、消費者保護と詐欺防止についての見解を述べた。
ビットコインデポの広報担当者は、同社がキオスクに詐欺警告を掲示し、画面プロンプトで顧客に詐欺の可能性を警告していることをコインテレグラフに語った。「これは正当なキオスク運営者にとって一般的な慣行だ」とした。
広報担当者は、ビットコインATMを利用する際の安全対策として、「知らないデジタルウォレットや個人にBTCや他の仮想通貨を送らない」ことを強調した。「我々は規制当局や法執行機関と定期的に協力し、顧客を支援している。ビットコインATMはデジタル通貨にアクセスするための有用なツールだが、他の金融サービスと同様に悪用される可能性がある」と語った。
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