Hashdex、ビットコインとイーサリアムを保有するETFのS1を提出、他の資産にも対応の余地

暗号資産管理会社Hashdexは、スポットビットコインとイーサリアムを直接保有する上場投資信託（ETF）を立ち上げる計画の次のステップを踏み出し、米国で初のインデックスベースの暗号ETFを設立する可能性があります。

Hashdexは水曜日に米国証券取引委員会（SEC）にS-1と呼ばれる登録声明を提出しました。このファンドは「Hashdex Nasdaq Crypto Index US ETF」と呼ばれ、ビットコインとイーサリアムを保有しますが、規制の状況に応じて後に他の資産を保有する可能性があります。

「ビットコインとイーサリアム以外の暗号資産がインデックスに含まれる資格を得た場合、スポンサーはインデックスによって決定された同じ割合でビットコインとイーサリアムのみを使用するサンプルレプリケーション戦略に移行します」と同社はS-1提出書類で述べています。「信託がこれを変更し、完全なレプリケーション戦略に戻ることを求める場合、取引所法のルール19b-4に基づくルール提出が取引所によってSECに提出され、信託が新しいインデックス構成要素を保有することを許可するためのリスティングルールの修正を承認する必要があります。」

ファンドは「SECによって承認された場合に限り」他の資産を追加する可能性があると、ブルームバーグのETFアナリストJames Seyffartは水曜日にXで投稿しました。

Hashdexの提出は、スポットイーサリアムETFが取引を開始する最終承認を得た2日後に行われました。HashdexはスポットイーサリアムETFの提案を進めないことを決定したため、火曜日に取引を開始したBlackRockやFidelityなどの大手を含むグループの一部ではありませんでした。これらのファンドは水曜日の午後までに累積取引量が約20億ドルに達しました。

Hashdex Nasdaq Crypto Index US ETFはNasdaqに上場し、取引されますが、Nasdaq Crypto Index USの方法論に基づいています。Nasdaqは先月、このファンドのためにフォーム19b-4を提出しました。

Coinbase Custody Trust Company, LLCとBitGo Trust Company, Inc.が、ファンドが立ち上げられた場合のカストディアンとなります。