スワン・ビットコイン、財務再編でIPO計画を延期、マイニング部門の閉鎖を発表

スワン・ビットコインがマイニング部門の閉鎖を発表

金融サービス企業の Swan Bitcoin （スワン・ビットコイン）は、マイニング事業の閉鎖に伴い、収益減少と戦略的財務再編によりIPO（Initial Public Offering：新規株式公開）を“近い将来”の計画を撤回すると発表した事がわかった。

ANNOUNCEMENT – @Swan is unlikely to continue with our Managed Mining business in the near term. Without the expectation of significant near-term revenue from our Managed Mining unit, we are pulling our plans to IPO in the near future.

Accordingly, Swan is pulling back from our…

— Cory Klippsten 🦢 #Bitcoin is for everyone (@coryklippsten) July 22, 2024

2024年7月22日（月曜日）付けXへの投稿で、同社コーリー・クリップステン（Cory Klippsten）CEO（最高経営責任者）は、マイニング事業との閉鎖に伴い、IPO計画を撤回すると発表し、包括的な財務再編の一環として、マネージドマイニング事業と人員の大幅削減を発表した。同CEOは、マイニング部門からの収益がなければ、同社は株式公開の計画を中止する見込みであり、近い将来にマネージドマイニング事業を継続する可能性は低いと述べている。この戦略調整は市場状況の変化を反映しており、同社の業務を安定させることを目指しているとのことだ。

業務削減と従業員解雇と再編の影響

同CEOは、予想よりも収益が低かったため、マネージドマイニングへの関与を減らすと述べている。

この人員削減は、人員削減も含まれる支出削減に向けたより大規模な取り組みの一環であり、同社の改訂された財務戦略と運用ニーズに合わせることを目的としている。今回の再編は、企業による迅速な戦略調整を必要とする変動する市場環境を特徴とする、仮想通貨セクター内のより広範な課題を反映。同社の業務と人員縮小決定は、市場主導の課題を強調している。

スワン・ビットコインの戦略転換は、変動する経済環境に対応するために仮想通貨企業が取らなければならない適応策を浮き彫りにし、成長への野心と運用上現実間の慎重なバランスを強調している。