ナイジェリアが独自ブロックチェーンシステムを構築か、国家情報技術開発庁が関与

ナイジェリアが独自ブロックチェーンシステムを構築する可能性、国家情報技術開発庁(NITDA)が関与へ

ナイジェリアが、独自ブロックチェーンシステムを構築する予定であることが報告された。

当該ブロックチェーンシステムは、「Nigerium」と名付けられる可能性があるといい、ナイジェリアの国家情報技術開発庁(NITDA)によって構築される。

このブロックチェーンシステムは、データのセキュリティと透明性に関するさまざまな課題に対処し、より安全で効率的な取引手段を提供することが期待されている。 NITDA事務局長のカシフ・イヌワ氏も、「このブロックチェーンはさまざまな分野で安全で透明な取引を保証する」と説明した。

「Nigerium」の立ち上げは、強力なデジタル経済の育成を目指す ナイジェリアの国家ブロックチェーン政策に沿ったものだ。ナイジェリアは昨年5月に国家ブロックチェーン政策を立ち上げた。通信・デジタル経済省は当時、この政策は「人々、企業、政府間の安全な取引、データ共有、価値交換をサポートするブロックチェーンを活用した経済を創出する」と述べていた。

この計画は、同国がこれまでにデジタル資産業界を取り締まってきたこととは対照的だ。ナイジェリア中央銀行(CBN)と証券取引委員会は、仮想通貨が提供する匿名性が詐欺やテロ資金供与、価格変動を助長する可能性があると、それぞれ異なる時期に警告していた。

また、今回の取り組みは、デジタル資産を規制し経済に統合するこれまでの取り組みからもわかるように、同国におけるブロックチェーン技術への関心の高まりを受けてのものだ。同国の証券規制当局は、仮想通貨企業に対し、7月下旬までに登録期限を定めており、期限を過ぎると強制措置が取られる。

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この記事は「Nigeria Explores Building Its Own ‘Nigerium’ Blockchain」を参考にしています。