米国のビットコインETFが記録的な流出 ブラックロックのETFでも初の流出
米国の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)は記録的な純流出を記録し、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)も初めて流出を記録した。
ファーサイド・インベスターズ によれば、ブラックロックのビットコインETFは5月1日に3660万ドルの流出があった。他の9つのビットコインETFは合計で5億2680万ドルの流出を見たが、ハッシュデックス・ビットコインETF(DEFI)は流出入がゼロだった。
最大の流出はフィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)で、1億9110万ドルの流出を記録した。次に大きかったのはグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)で、1億6740万ドルの純流出があった。
これは米国のビットコインETFにとって1日の流出としては最大のものだった。ARK 21シェアーズ・ビットコインETFとフランクリン・ビットコインETFはそれぞれ9810万ドルと1340万ドルの流出があった。
ビットコインは過去1週間で10.7%下落している。
しかし、ETFストアのネイト・ゲラシ社長は、iシェアーズ・ゴールドETFとSPDRゴールドETFが今年に入って10億ドルと30億ドルの流出を経験しているにもかかわらず、金は年初来16%上昇していると5月2日のツイートで 指摘した 。
ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、ビットコインETFは「全体として順調に運営されており」、「流入と流出はETFにおいて通常の動きの一部である」と のべている 。
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