ビットコイン、半減期まであと2日、最終防衛線を守りきれるか？【仮想通貨相場】

ポイント

・一時60,000ドル割れ

・外交努力も空しく、イスラエルの反撃は不可避か

・従来のパターンでは半減期の数日前から半減期まで売りが出やすい

・ 59,000ドルはレンジの下限の最終防衛線、半減期まであと2日、守り切れるかが焦点

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は下落。

火曜日に3度、61,000ドル（約945万円）台前半の日曜日の安値をトライする失敗。64,000ドル（約990万円）台に反発していたが、昨日は4度目のトライで下抜けると、一時60,000ドル（約930万円）を割り込んだ。

BTCは日曜日のイランによるイスラエルへの攻撃を受けて61,000ドル台に急落したが、事態収束への期待もあり反発。しかし、CMEの窓埋めが完了、先週月曜日からの半値戻しとなる67,000ドルに上値を押さえられると、イスラエル軍の司令官がイランに反撃すると明言したことを受け、リスクオフの流れとなった。

一昨日は、3度レンジの下限をトライするも日曜日に付けた安値を更新できず、昨日早朝に64,000ドル台に値を戻していた。

昨日指摘したようにこの水準は月曜の高値と昨日朝方の安値との半値戻しで、一旦底入れしたか、まだ下値余地があるのかの分かれ目となる重要な水準だったが、米国やEUがイランの攻撃に対し追加制裁の構えを示し、サウジアラビアとUAEとが協議し戦争拡大回避を訴えるなど中東情勢がきな臭くなる中、BTCは上値を重くした。

ETFフローが▲58百万ドルと3日連続の流出となったことも相場の重しとなったか。

するとイスラエルのネタニヤフ首相が英独外相との会談後、我々は自ら決断を下すとコメントすると、同国による反撃は近いとの見方からBTCは更に値を下げ、米州市場がオープンすると62,000ドル台で小反発する局面も見られたが、結局4度目のトライで日曜日の安値更新に成功すると、一時59,000ドル台に下値を伸ばした。

その後、日米韓の財相会談で円安・ウォン安への懸念に言及されたことからドル売りの流れとなったこともありBTCは61,000ドル台に値を戻している。

本日のBTC相場

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