2024年投資家に最も大きな利益をもたらした仮想通貨ナラティブはミームコインとなった。

コインゲッコーの最近の レポート によると、主要なミームコインを対象とした上昇率の平均は1312.6%に達した。3月に発表されたミームコインの中には、ブック・オブ・ミーム（BOME）、ブレット（BRETT）、キャット・イン・ア・ドッグス・ワールド（MEW）などがある。

BRETTは四半期末に7727.6%のリターンを記録し、ソラナベースのミームコインであるドッグウィフハット（WIF）が年初から2721.2%の成長を見せ、ミームコイン市場が投資家にリターンをもたらした。

Top crypto narratives in Q1 2024. Source: CoinGecko

発表時点で、ミームコインセクターの時価総額が609億3000万ドルで仮想通貨全体の時価総額の2.3%を占め、前四半期から176.9%の増加となった。分散型物理インフラネットワーク（DePIN）セクターの299億8000万ドル、レイヤー2セクターの323億9000万ドル、ゼロ知識証明セクターの180億ドル、RWA（現実世界資産）セクターの85億ドルといった、多額の資本と機関投資家の関与がある主流セクターの時価総額を上回っている。

ミームコインのパフォーマンスは投資家の関心が高まっていることに支えられている。

グーグルの データ によると「ミームコイン」という言葉の検索が世界的に増加している。「ミームコイン」という言葉への関心は3月に88という人気度を記録し、5年間の時間枠で2番目に高く、2023年11月初旬に達した100のピーク以降最高値を記録している。

Interest in “memecoin” over time. Source: Google Trends

グーグルのデータによると「ミームコイン」という言葉の検索が世界的に増加している。「ミームコイン」という言葉への関心は3月に88という人気度を記録し、5年間の時間枠で2番目に高く、2023年11月初旬に達した100のピーク以降最高値を記録している。

ミームコインセクターへの関心の高まりは取引量の増加、ユーザーベースの成長、活発なコミュニティの存在にも反映されている。ビットコインは半減期イベントを前に3月に過去最高値を記録し、初めて7万3800ドルを超えた。2024年における世界最大の仮想通貨から見られるこの脅威的な勢いが、ミームコインを含め全ての仮想通貨に対する関心を牽引していると言えるだろう。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。