14年前に誕生したビットコイン(BTC)は、投資家にとって非常に収益性の高い資産であることが、データによって明らかになった。過去3732日間のうち、わずか6日間しか投資がマイナスにならなかったという。

コインテレグラフ マーケッツ プロとトレーディングビューのデータによると、ビットコインは3月中旬に史上最高値の73,600ドルを記録し、すべての価格帯で投資家にとって利益をもたらした。その後、価格は68,000ドルから70,000ドルのレンジで推移している。

ビットコイン、開始以来99.92%の期間で利益 image 0 Bitcoin (BTC/USD) price chart from February 2024 to date. Source: TradingView

ボラティリティの影響で、一部のビットコイン投資家は損失を抱えている。しかし、これは非常に限られた期間に限られる。 暗号資産金融サービス会社ブロックチェーン・ドットコム によると、3月9日から13日、および3月25日から29日に購入されたビットコインのみが現在損失が出ている。

ビットコイン、開始以来99.92%の期間で利益 image 1 Number of days in which holding bitcoin has been profitable, relative to current price. Source: blockchain.com

長期的な視点では、ビットコインを保有することがいかに戦略的に重要であるかが浮き彫りになる。コインマーケットキャップによると、ビットコインウォレットの86.28%は1000ドル以下、13.03%は1000ドルから1万ドル、0.69%は10万ドル以上のビットコインを保有している。

ビットコインは弱気市場から常に復活し、価格を維持することで、マイニングコミュニティの繁栄にも貢献している。マイニングコミュニティはハッシュレートを向上させ、結果的にビットコインネットワークのセキュリティを強化している。

ビットコインの半減期イベントが近づき、機関投資家や個人投資家は価格上昇を期待してBTCを買い集めている。4回目の半減期は、2024年4月20日頃にブロック高84万で発生する見込みだ。

マイニングコミュニティは、半減期によって報酬が3.125 BTCに半減しても収益性を維持するために、戦略を練っている。カナダのビットコインマイニング会社ビットファームズは、約2億4000万ドルを投じてマイニング設備のアップグレードを計画している。

ビットファームズのジェフリー・ルーカスCFOは、コインテレグラフのインタビューで、今回の設備アップグレードの理由を次のように説明している。

「今回の設備アップグレードにより、ビットコインの半減期を前にビットファームズの規模と収益性を大幅に向上させることができる。これはハッシュレートを3倍の21EH/sに、ターゲットオペレーティング容量を83%増の440メガワット(MW)、そして艦隊効率を40%増の21 w/THに向上させるゲームチェンジャーだ。」