スーパーPACは「仮想通貨の理解を深めることに失敗」|予備選敗北のポーター議員が恨み節
3月の米国カリフォルニア州上院の予備選で敗北したケイティ・ポーター氏は、政治行動委員会(PAC)によるターゲット広告が自身の敗北に寄与した可能性を示した。しかし、広告が仮想通貨に関する対話を深めるものではなかったと批判している。
3月19日にリリースされたポッド・セーブ・アメリカのインタビューで、ポーター氏はリップルやコインベースを含む複数の仮想通貨企業が支援するスーパーPAC(政治活動委員会)「フェアシェイク」によるキャンペーン妨害の動機を 疑問視した 。ポーター氏は、フェアシェイクによるネガティブ広告は特にポーター氏をターゲットにしていた一方で、仮想通貨政策について有意義な議論を促進することには失敗したと指摘した。
ポーター氏は「仮想通貨やテクノロジーについて、議会で行うべき会話にはなっていない」と非難。「これは仮想通貨政策についてのものではなく、私を巻き込むことや私の考えを聞くこと、私に教え、共通の政策理解に至るためではなかったのだ。」と指摘した。
ポーター氏は、カリフォルニア州の米上院議席の一つを争っていたが、3月の予備選で民主党のアダム・シフ氏と共和党のスティーブ・ガーヴェイ氏に敗れた。フェアシェイクは2月に、ポーター氏が「ビッグファーマ、ビッグオイル、大銀行幹部」から選挙資金を受け取ったと主張する広告を公開したが、この主張はカリフォルニアのローカルメディアであるサクラメントビーによって「ほとんどが偽」と評価された。
ポーター氏は、仮想通貨関連の政策や潜在的な利益相反について尋ねることは候補者に対して公平なことだとしながらも、今回の広告は「会話を埋もれさせる」ものであり、問題についての議論を生み出すどころか阻害していると述べた。彼女はブロックチェーン技術が善のためになりうると信じ、仮想通貨政策についての活発な議論を促進することを奨励し、次のように付け加えた。
「彼らは私の仮想通貨に関する見解を知らない。なぜなら、彼らは私に尋ねたことがないからだ。」
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