下落続くビットコイン価格 今週末のFOMCが焦点に
ビットコイン（BTC）は3月19日、新たな週間安値を更新している。BTC価格の底はどこにあるのだろうか。仮想通貨市場全体で下落が続く中、トレーダーやアナリストたちはこの問いに頭を悩ませている。
新たな最高値を記録した後、ビットコインはサポートとして再確認された水準の強さを試されている。これまでのところ、確かな底は見つかっていない。
市場ウォッチャーは、より基本的なサポートラインを明確にしつつ、潜在的な反発に備えている。米連邦準備制度理事会（FRB）の金利決定が3月20日に予定されており、売られ過ぎた仮想通貨への圧力を緩和する決定的なイベントになると主張する声もある。過去には連邦公開市場委員会（FOMC）の会合前にリスク資産が抑制されることが多かった。
短期的なBTC/USDについての予想としてどのようなものが出ているのか。
BTC価格 6万ドルを試すか
今月初めに記録した新たな最高値に続く動きを繰り返し、ビットコインは急速に6万ドルゾーンに向かっている。これはトレーダーにとっては重要なポイントであり、まだ確信を持った再テストを受けていない。
「少なくとも先週の安値を一掃するだろう」と、仮想通貨トレーダーのジョージ氏は X（旧ツイッター） でのべた。「それが保たなければ、再び6万ドルを下回ると思う」。
トレーダーのアリ氏 は、未使用トランザクションアウトプット（UTXO）がどこで作成されたかを示す実現価格分布（URPD）を用いて、サポートとレジスタンスとして関心があるエリアのコストベースと洞察を示した。
「注視すべきビットコインのキーサポートレベルは6万1100ドル、5万6685ドル、5万1530ドルだ」と彼は指摘。「一方で、BTCの重要なレジスタンスは6万6990ドルと7万2880ドルに位置している」。
一方、アナリストのマーク・カレン氏は、フィボナッチリトレースメントレベルを使用して、可能性のある一連のサポートレベルを強調した。「高い取引高ノードとFibレベルを見ると、ここでの調整がどこで終わるかがわかる。明日のFOMC会合の結果次第でもある」とカレン氏はコメントしている。
FOMCへの注目高まる
FOMCに関連して、これは今週のマクロ経済的注目点であり、ビットコインやアルトコインだけでなく、より広いリスク資産にとってもそうだ。
「今の株価が下がれば下がるほど、水曜日にジェロームが話し終わる頃には高くなるだろう」と、金融評論家のテッドトークスマクロ氏は予測している。
テッドトークスマクロ氏は、根強いインフレを考えると、FRBのジェローム・パウエル議長はハト派的なトーンを打ち出し、市場の利下げ期待を早期にリセットすることを目指すだろうと指摘した。
「彼のスピーチがリスクの局所的な底になる可能性が高い」と彼は結論づけた。
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