レミリア創設者、100万ドル相当のイーサとNFTがハッキングされたと明らかに

MiladyとMilady Maker NFTコレクションの創設者であるクリシュナ・オカンディアール氏（シャーロット・ファング氏としても知られる）は、ハッカーによる攻撃を受け100万ドル相当のイーサとNFTを、盗まれたと主張している。

この事件はダンプスター（Dumpster）DAOがX上で、オカンディアール氏が「一文無しになった」と発言したスクリーンショットと、レミリアに関連するウォレットから資産を受け取ったアドレスへのリンクを共有して明らかになった。

レミリアは、Milady MakerNFTコレクションを支える分散型自治組織（DAO）だ。

ブロックチェーンの 記録 によると、ハッカーはMilady関連のNFT、ステークされたNFTを含む多数のNFTを売却し、100万ドル相当のETHを別のアドレスに送金した。記事公開時点で、ハッカーのアドレスには約100万ドル相当のETHとその他のトークンが残っている。

ハッキングの手口はまだ明らかになっていないが、ブロックチェーンセキュリティ会社ペックシールドはX上の投稿で、レミリアのトレジャリーウォレットからハッキングに使用されたウォレットへの過去のトランザクションを指摘している。

2023年9月、ファング氏はX上で、Miladyエコシステムの開発者がレミリアコーポレーションから約100万ドルの収益を不正に流用したことを発表した。ファング氏によると、ハッカーはMiladymakerとRemilionaireを含む3つのXアカウントを乗っ取った。

2021年に立ち上げられたMiladyは、ファング氏がデザインした10,000個のアニメプロフィール画像NFTのコレクション。2023年5月、Milady NFTはテスラCEOのイーロン・マスク氏がMilady NFTコレクションの画像を使用したミームを投稿した。この動きにより、Milady NFTの最低価格は3.8 ETHから7.8 ETHへと急上昇した。

ハッキングや不正流出は、特に分散型金融アプリケーションにおいて、仮想通貨業界でますます懸念事項となっている。Immunefiの12月28日のレポートによると、2023年には合計18億ドルが仮想通貨のハッキングと詐欺によって失われ、そのうち17%は北朝鮮のラザルスグループによるものと推定されている。2024年2月には、単独事件でハッキングによる被害額が6500万ドルを超え、盗難された資金の97.54%を占めた。